2月15日。収穫の時期を迎えた鶴田さんの柑橘達に一目会いたくなって、Ｏｉｓｉｘ取材班が熊本県にある鶴田有機農園へと向かいました！

当日の熊本県の天候は、あいにくの雨。しかしながら、出迎えてくれた“鶴田有機農園の母”ほとりさんと次男男正徳さんの明るい笑顔に、私たち取材班の心もほっと温かくなりました。

「あの急斜面な畑でしょ。
　収穫から出荷までの作業は、それは大変なのよ。
　さすがにパートさん達の手を借りないとダメだけど、
　最後の箱詰めを終えて形を整えて蓋を閉じるところは、
　私ともう一人の女性にしかやらせないの。
　箱を開けた時のお客様の喜びを考えたら、
　これだけは人に任せられないのよね」

と笑うほとりさん。
そのお客様を思う熱い心には、私たちもただただ頭が下がるばかりでした。

肝心の柑橘はというと、数日前に収穫を終えたばかり。
樹になる姿が見られずちょっと残念ではありましたが、今は出荷に向けて“おがくず（木のくず）”の中に貯蔵され、そこでじっと酸を抜き、代わりに糖度を高めている最中。

出荷を楽しみにしつつ、私たち取材班のために、数本の樹だけ収穫を待ってくれていたという瀬戸香の畑を見学に行くこととなりました。

正徳さんが丹精込めて育てる瀬戸香の樹は、まだ人の胸くらいの背丈。
しかしながら、その背の低い樹には驚く程のたわわに実った果実が！

「食べてみますか？」と、正徳さんが差し出した瀬戸香からは、皮を剥いただけでとても爽やかな香りが辺り一面に漂い、これだけで早くも期待感が高まります。
果汁をたぷんたぷんに溜め込んだ果実。
すぐにも破れてしまいそうな薄いじょうのう（袋）を慎重に扱いなから、一房だけ口に放り込むと、途端に口いっぱいに広がる、濃厚な甘さと適度な酸味！

「んー、ちょっとまだ味が乗ってないかな…」
という正徳さんの言葉に驚きつつも、
これなら絶対お客様を感動させられる！とＯｉｓｉｘ取材班は自信を深めたのでした。

※2月18日配信のメルマガ及び本ページにて、鶴田正徳さんについての記述に「三男」との表記がありましたが、「次男」の誤りでした。お客様、鶴田有機農園様、共にご迷惑をお掛けしましたこと、深くお詫び申し上げます。