おせちについて

たたきごぼうの作り方と由来

ごぼうは縁起のいい食材としてお正月料理に登場しています。おせちに入っているたたきごぼうの由来と作り方をまとめました。

ごぼう

おせちに入るごぼうに込められる意味とは

ごぼうは地中に長くまっすぐ根を張ることから縁起のいい食材として有名です。家の基礎が堅固であることを祈りおせち料理に使われます。古くからごぼうには悪い血を取り去る効能があると言われ、煮しめ(筑前煮)やたたきごぼうなど多くのおせち料理に使われてきました。お正月に宮中で配られる花びら餅(和菓子)の芯にもごぼうが用いられるなど、ごぼうなしではおせち料理は語れないほど大切な食材です。

健康にもよい食材として大人気のごぼうは、食物繊維を豊富に含み、腸をきれいにする力を持っています。身体の余分な水分を放出することからむくみ対策やツヤ肌をサポートする美容食としても女性の関心が高く、ごぼう茶は美容家に愛される飲み物ですね。
しかし、ごぼうは女性だけではなく、男性にもぜひ積極的に摂って頂きたい食材です。ごぼうには「アルギニン」というアミノ酸も含まれており、元気の源となる野菜です。「ごぼうを食べると精がつく」というのは迷信でもないのです。ごぼうの旬は秋-冬。ぜひおせち料理にはおい美味しいごぼうをたくさん食べたいところです。

縁起がよいだけでなく、健康にもいいごぼうは新年を迎えるときに食べる食材として外せないものですね。

たたきごぼうの作り方とポイント

たたきごぼうとは、柔やわらかく煮たごぼうを延べ棒で叩き調味料をしみ込ませた美味しいおせち料理。関東の方はあまりなじみがないおせち料理ですが、関西ではお正月の祝い肴三種として知られています。西日本全般ではなく関西の一部の地方で祝い肴三種として出されていますが、エリアは定かではありません。関西でも田作りを出す家庭もしばしばみられるようです。

作り方
  1. ごぼうを洗い、皮をむきます(もしくはたわしで洗い皮をはがします)。
  2. 3-5cm程度に切り、水にさらしてアク抜きをします。
  3. 沸騰したお湯にアク抜きしたごぼうを入れ、5-10分ほどゆでます。
  4. ゆで上がったらビニールに入れて布巾をかけ、上から延べ棒でごぼうを叩きます
  5. 多少形が崩れる程度叩いたら、調味料を入れてまぜ合わせます。調味料は家庭によって違いますが、しょうゆ・だし・砂糖・など和風味で、白ゴマか黒ゴマのどちらかを使います。

ポイントは、叩きすぎないこと。形が崩れると揃って切った美しいごぼうが台無しです。しかし、叩きが弱すぎると味がしみ込みにくく、加減が難しいところです。多くの家庭は白ゴマを使いますが、黒ゴマを使ってもOK。見た目も高級感が出て素敵なおせち料理の一品となります。ゴマは既製品のすりゴマを使っても問題ありませんが、合わせる前にすった方が香り高く、美味しく仕上がります。

たたきごぼうは関西のお料理ですが、おせち料理の一品として見た目も美しいお料理で、しかも簡単に作ることができます。ぜひ作ってみてください。

たたきごぼう以外にも大活躍!おせちで人気のごぼう料理

冒頭でも少し触れましたが、たたきごぼう以外にもおせちでよく見かける人気のごぼう料理はたくさんあります。

煮しめ(筑前煮)

ごぼうに加え、たけのこ・にんじん・しいたけなど和風調味料に合う野菜と鶏肉や海老などを加えて煮込んだ料理。おせち以外でも食べる機会が多いですね。

牛肉や鶏肉の八幡巻き(やわたまき)

煮て下調理したごぼうを牛肉や鶏肉、うなぎなどで巻いて甘辛く煮込むお料理。京都の八幡村(現八幡市)に伝わる伝統料理からこのような名をつけられています。

花びら餅

ごぼうの芯と白味噌餡をピンク色のお餅で包んだかわいい和菓子。平安時代から新年行事に使われてきた宮中のおせち料理の一つです。

きんぴらごぼう

千切りのごぼうやにんじんをフライパンで炒めて調味料を加えるシンプルな和食のお料理。おせち料理で時々使われています。

ごぼう

オイシックスのおせちに入るごぼう料理をご紹介

オイシックスのおせち「上高砂」には豚八幡巻が入っています。「高砂」はオイシックスのおせちの中でも人気No.1の宅配おせちです。豚八幡巻は、まき割りごぼうを豚肉で巻き、一度焼いてうまみを閉じ込めてから甘辛の味付けでやわらかく炊き上げている絶品おせちメニュー。洋酒・日本酒ともに合うだけでなく、お子様にも美味しく召し上がって頂けます。


→上高砂はこちら

他にも「シャキシャキりんご入りクリームチーズ」「霜降り蛸のトマトソース煮」「旨みしたたるローストポーク」など魅力的な和洋折衷おせち料理がぎっしり詰まった高砂三段重をぜひチェックしてみてくださいね。

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