2026年の立冬はいつ?旬の味覚と丁寧な冬支度

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立冬とは

立冬は、二十四節気のひとつで「暦の上で冬が始まる日」を指します。二十四節気とは、太陽の動きをもとに一年を約15日ごとに24分割し、各季節に名前をつけたもの。立春・立夏・立秋と並ぶ「四立(しりゅう)」の一つで、「立」の字には「新しい季節の始まり」という意味が込められています。

2026年の立冬は11月7日です。 翌節気の「小雪(しょうせつ)」前日まで約15日間が「立冬の期間」とされ、この2週間にわたって冬の気配が深まっていきます。なお立冬と混同しやすい「冬至」は「一年で最も夜が長くなる日」であり、冬のピークにあたります。立冬が冬への入り口なら、冬至は冬の底といえるでしょう。

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立冬の七十二候

二十四節気をさらに約5日ずつ三分割したのが「七十二候」。立冬の期間には以下の三候があり、自然の細かな移ろいを伝えています。

初候「山茶花始開(さざんかはじめてひらく)」

寒さが増す頃、山茶花が鮮やかに咲き始めます。ツバキと似ていますが、山茶花は花びらが一枚ずつ散るのが特徴です。一般的にツバキは花ごと落ちると言われますが、中には花びらが個々に散る品種や寒椿もあります。冬の庭に彩りを与え、季節のはじまりを告げる花です。

次候「地始凍(ちはじめてこおる)」

朝晩の冷え込みが増し、大地が凍り始める頃。霜柱を踏むサクサクとした感触や、草木に宿った露が凍りキラキラと輝く光景に、冬の静かな美しさを感じます。

末候「金盞香(きんせんかさく)」

水仙の花が咲き、芳しい香りが漂う頃。凍てつく空気の中で凛と咲く水仙の姿は、冬の中にある生命の息吹を感じさせてくれます。

立冬の旬の味覚

この時期に旬を迎える食材を食卓に取り入れることは、季節の恵みを慈しむ冬支度のひとつです。

鍋の主役:白菜・春菊・きのこ類

鍋

霜にあたった白菜は甘みが増し、春菊の香りが食欲をそそり、きのこの旨味が満足感を与える鍋は、心も体も温めてくれます。11月7日は「いい鍋の日」にも制定されており、立冬と鍋の相性は抜群。シンプルなだしで素材の味を活かすのがおすすめです。

根菜:大根・れんこん

根菜

大地でじっくりと育った根菜は、種類や環境条件によって甘みの増し方が異なるものの、寒くなるほど甘みを増します。大根は煮物やおでんで、れんこんは炒め物やすり流し汁で体を温めるのにぴったり。食物繊維も豊富で、冬の健康を支えてくれます。

海のミルク:牡蠣

牡蠣

鉄分・亜鉛が豊富で「海のミルク」と称される真牡蠣は、冬、立冬の頃から旬本番。カキフライやバター焼きなど加熱料理でもその濃厚な旨味が引き立ちます。免疫機能の維持に必要な亜鉛が豊富に含まれており、免疫力アップが期待できる、冬に積極的に取り入れたい食材です。

旬の果物:りんご・柿

りんご・柿

りんごは品種によって食感や風味が異なり、焼きりんごやコンポートは、体を温める効果のあるシナモンなどのスパイスと一緒に調理することで、寒い季節にぴったりのデザートになります。柿はビタミンCが豊富で風邪予防に役立つ可能性があります。また、β-カロテンも含まれており、感染症予防に貢献すると言われています。甘柿はそのまま、渋柿は干し柿にして深い甘みを楽しめます。

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衣・食・住の冬支度

立冬は、暮らしを冬仕様へ整える絶好のタイミングです。

衣:冬物の手入れと繕い

冬物衣料を取り出したら、一枚ずつ点検を。陰干しで湿気を飛ばし、取れかかったボタンやほつれを直すことで、お気に入りの衣類を長く大切に使えます。防虫剤の交換も忘れずに。

食:保存食づくり

大根やきのこを薄切りにして天日干しにする「干し野菜」は、水分が抜けることで旨味が凝縮されるだけでなく、アミラーゼの働きで甘みも増し、さらに微生物の繁殖が抑えられ保存性も高まります。りんごや柚子のジャム、果実酒など、旬の素材で手作りする保存食は冬の食卓を豊かに彩ります。

住:暖房準備と室内のしつらえ

こたつやストーブは、本格的な使用前に埃を取り除き点検を。機能的な暖かさの準備と合わせて、ウールやネルのクッションカバー・ラグへの模様替え、暖色の間接照明やアロマキャンドルなど、五感で温かさを感じられる空間づくりも冬支度の醍醐味です。

立冬の行事と季節の言葉

七五三(11月15日前後)

七五三

男の子は3歳・5歳、女の子は3歳・7歳の節目に、成長を感謝し健康を祈って神社へお参りする伝統行事。千歳飴に込められた「長寿への願い」とともに、家族の温かい時間が生まれます。

酉の市(11月の酉の日)

酉の市

江戸時代から続く伝統的なお祭りで、11月の酉の日に主に関東地方を中心に、近年では全国各地の寺社でも行われる、商売繁盛・開運を願う行事。大小さまざまな熊手が並び、威勢の良い掛け声が響く境内は年の瀬が近づく冬の風物詩です。

季語「小春日和」と「木枯らし」

立冬の時期を象徴する対照的な二語。「小春日和」は初冬に訪れる春のような穏やかな陽気、「木枯らし」は冬の到来を告げる冷たく強い北風のことです。気象庁が発表する「木枯らし1号」は、本格的な冬の始まりを知らせるニュースとして注目されます。

まとめ

立冬は、季節の変わり目に暮らしを丁寧に見つめ直す機会です。旬の恵みを味わい、衣食住を整え、行事や言葉から季節の機微を感じることで、冬の暮らしはより豊かに、心穏やかなものになるでしょう。

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