野菜の飾り切りでおせち・祝い膳を華やかに
お正月料理・おせちを華やかにするには飾りが必要です。しかし食べられないプラスチックやナイロン製の飾りばかりだとなんだかつまらないですよね。野菜を飾り切りして美しく演出しませんか?
飾り切りが美しい野菜たち
飾り切りに向いている野菜の特徴は、色鮮やかで型崩れしにくいものがオススメです。 “せっかく気合いを入れて飾り切りしたのに、その後の調理の段階で煮込んだら型崩れしていったい何の形だかわからなくなってしまった・・・”こんなことでは意味がありませんよね。
とくにおせち料理を手作りする場合には見栄えよく、美しく仕上げたいもの。”見栄えも味もいいおせち料理を手作りして家族や親戚に喜んでもらいたい!”という方のために、飾り切りに向いている野菜だけをピックアップして切り方をご紹介します。
【にんじん】
朱色が美しく、内部へいくほど色が薄くなるグラデーションは飾り切りに向いています。包丁や型抜きを使ってにんじんをざっくりお花の形にしてから、花びらの部分を中央が盛り上がるように切る「梅にんじん」という切り方があります。煮物によく使われていて、茶色っぽく地味になりがちな和食に彩りと華やかさを与えてくれます。
【蓮根】
蓮根の穴を花に見立てながら飾り切りする「花れんこん」が有名で、蓮根の大きさも手伝って存在感があります。醤油などで煮込めば茶色っぽくなりますが、白だしで煮込めば白色としても使えるのでにんじんと合わせて紅白を演出することもできます。
【きゅうり】
皮の濃い緑と内側の薄い緑の濃淡カラーが飾り切りに向いています。松をイメージした「松きゅうり」は、松の葉を連想させる細かい切り込みを入れて形を近づけるため、おせち料理にピッタリの飾り切りです。
【大根】
大根を扇に見立てて切る「大根の扇切り」があります。扇の形がお正月の特別感にぴったりです。
【かぼちゃ】
かぼちゃの皮の部分に切り込みを入れて葉脈を作っていく「木の葉かぼちゃ」。かぼちゃの皮で作る葉は緑、そこに浮き上がる葉脈はかぼちゃの黄色で色合いがとてもキレイです。
【しいたけ】
しいたけの縁を六角形に切り落とし、包丁で切り込みを入れて甲羅のように見せる「甲羅しいたけ」は簡単にできてオススメです。
【保存版】野菜の飾り切りマニュアル
おせち料理にもぴったりな野菜の飾り切りの方法をいくつかご紹介します。 これさえできればお祝いの席にふさわしい華やかなおせち料理になること間違いなし! 簡単なのに豪華さを演出できる切り方のみセレクトしましたので、初心者の方にもぜひ挑戦していただきたいです。
【梅にんじん】
直径に向かって1/4ほどの切り込みを5つ入れ、立体的にするために中心に向かって切り込みを入れて表面を切り落とします。花びらの部分を中央が盛り上がる状態に切り落として完成です。
【花れんこん】
蓮根の穴と穴の間に切り込みを入れて花の形に近づけていきます。
【大根の扇切り】
皮をむいて輪切りにした大根を半円にカットします。半円にカットしたら放射線状に包丁で切り込みを入れていき、扇の形になるように両サイドを切り落とします。最後に切り込みを入れた部分を削ぐようにして段差をつけて完成です。
【木の葉かぼちゃ】
くし型に切ったかぼちゃの皮に包丁で葉脈をつけていく。
【甲羅しいたけ】
しいたけの縁を六角形になるように切り落としてから、V字型の切り込みになるように包丁を入れます。縦に1本、横に2本切り込みを入れて「甲羅しいたけ」の完成です。
【松きゅうり】
適当な長さに切ったきゅうりをさらに半分にカットし、縦に細かく切り込みを入れていきます。下の部分から左右交互になるように包丁をスライドさせ、その力できゅうりが互い違いになるように押し出し、松の形に整えます。
【花ラディッシュ】
十字に切り込みを入れ、さらに四方の側面に切り込みを入れて花の形になるように広げる。
【結び三つ葉】
さっとゆでた三つ葉を茎の部分で半分に折り、そのまま結ぶ。包丁いらずの簡単アレンジです。
以上8種類の飾り切りをご紹介しました。全部を取り入れなくても、おせち料理を盛り付けるときにいくつか飾り切りされた野菜が入っていることで、おせち料理の華やかさや豪華さがぐんと増します。あまり料理に自信のない方や手先が器用でない方なら、包丁いらずでちょっとしたアレンジが楽しめる結び三つ葉、椎茸しいたけに切り込みを入れるだけの甲羅しいたけがオススメです。アレンジが得意な方なら木の葉かぼちゃや松きゅうり、花ラディッシュに挑戦されてみてはいかがでしょうか?
手作りのおせち料理をもっと愛情たっぷりに、もっとオシャレに見せる飾り切り野菜で素敵なお正月をお迎えください。
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