離乳食中期（モグモグ期）に入るサインは？赤ちゃんの様子

赤ちゃんが離乳食中期（モグモグ期）へ移行する準備ができたかどうかは、いくつかの行動や身体的な変化から判断できます。以下のサインが見られるようになったら、モグモグ期へ移行するタイミングと言えるでしょう。

一人で安定して座れる

食卓に並んだ食べ物を見て、よだれがたくさん出る、口をモグモグと動かす

与えられた食べ物を口を閉じてしっかりとゴックンと飲み込める

上下の前歯で合計4本ほどの歯が生え始める

離乳食中期（7〜8ヶ月）の基本！

食材の硬さと大きさの目安

食べ物のかたさの目安は、指で軽く押すと簡単につぶれる「絹ごし豆腐くらいのやわらかさ」です。食材の形状は、少し粒々感を残したみじん切りやかたまり状にステップアップします。中期の後半にかけては、徐々に「2〜4mm角」程度の大きさに移行させていくのが理想的です。

どんな食材をあげる？1回あたりの食事量の目安

主食となる炭水化物、体の基礎を作るたんぱく質、そして体の調子を整えるビタミン・ミネラルを、1回の食事でバランス良くそろえることが重要です。目安量は、以下を参考にしてください。

炭水化物

5倍がゆ、または軟飯 50g~80g

おかゆの他にも、パンがゆ、うどんもOK

ビタミン・ミネラル

野菜、果物を合わせて20g〜30g

にんじん、かぼちゃ、ほうれん草など

たんぱく質

魚・肉10~15g 、または豆腐30~40g、または卵黄1個~全卵1/3個

白身魚、鶏ささみや鶏ひき肉、全卵など

ISETAN DOORでは、離乳食中期（7〜8ヶ月頃）のお子さまにぴったりの食材やベビーフードを豊富に取り揃えています。

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スケジュール例

生後7〜8ヶ月の赤ちゃんは、1日2回の離乳食と授乳を組み合わせたスケジュールが一般的です。

スケジュール例：

6:00 母乳またはミルク

10:00 離乳食1回目＋母乳またはミルク

14:00 母乳またはミルク

18:00 離乳食2回目＋母乳またはミルク

22:00 母乳またはミルク

授乳（母乳・ミルク）とのバランス

離乳食中期とはいえ、赤ちゃんにとって母乳やミルクは依然として主要な栄養源です。離乳食の後に欲しがる分だけ授乳を続けましょう。赤ちゃんの食欲や成長に応じて授乳量は自然と調整されていきますので、無理に減らす必要はありません。焦らず、赤ちゃんのペースに合わせて離乳食と授乳のバランスをとっていきましょう。

離乳食中期の味付けのポイント

赤ちゃんの味覚は非常に敏感で、強い味付けはまだ必要ありません。だし（昆布だし、かつおだし、野菜スープなど）を有効活用することで、食材の風味を引き出し、豊かな味わいを赤ちゃんに伝えることができます。

もし調味料を使用する場合は、ごく少量の醤油や味噌で風味を足す程度にとどめましょう。

食べさせ方のコツと注意点

この時期は、ただ栄養を摂取するだけでなく、食べる楽しさを知り、自分で食べる意欲を育む大切なステップです。赤ちゃんが安全に、そして楽しく食事を進められるように、具体的な食べさせ方のコツや注意点について詳しくご紹介します。

ベビーチェアで正しい姿勢を保つ

離乳食を赤ちゃんに与える際、ベビーチェアを使って正しい姿勢を保つことは非常に重要です。足が床や足置きにしっかりとつき、姿勢が安定すると、あごや舌に力が入りやすくなります。食べ物を口の中でまとめる動作や、ゴックンと飲み込む動作がよりスムーズになります。これは誤嚥（ごえん）の防止にもつながるため、安全な食事環境を整えるための第一歩と言えるでしょう。

スプーンの使い方と赤ちゃんのペース

スプーンを赤ちゃんの下唇にそっと乗せ、赤ちゃんが自ら上唇で食べ物を取り込むのを待ちましょう。一口食べたら、赤ちゃんが飲み込んで口の中が空になったのを確認してから、次のひとさじを与えましょう。赤ちゃんのペースに合わせながら食事を進めることで、食事の時間が楽しいものになります。

食べる量にムラがあるときの対応法

離乳食中期になると、赤ちゃんの食べる量にムラが出てくることがあります。赤ちゃんの食欲が日によって変動するのは自然なことですので、もし食欲がないようであれば、量を減らしたり、無理強いせずに切り上げたりしても問題ありません。

食べる量の増減は個人差が大きいため、1回の食事や1日で判断するのではなく、1週間単位でトータルでどのくらい食べているかを見てみましょう。赤ちゃんが機嫌よく元気に過ごせていれば、多少食べる量にムラがあっても心配しすぎる必要はありません。

まとめ：赤ちゃんのペースに合わせて離乳食中期を楽しもう

何よりも大切なのは、赤ちゃん一人ひとりの個性とペースを尊重することです。マニュアル通りに進めることにこだわりすぎず、赤ちゃんの食欲や体調、発達段階に合わせて柔軟に対応してあげてください。