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トップ >  妊娠期コラム一覧 >  妊娠中、食べてはいけないものって?

Oisixプロママ
アドバイザー 産婦人科医 宋美玄先生

産婦人科女医、医学博士、性科学者で2児の母。現役産婦人科医として都内の病院で診療を続けながら、メディアでは様々な女性の悩み、妊娠・出産などについての積極的な啓蒙活動を行っている。『産婦人科医ママの妊娠・出産パーフェクトBOOK』(メタモル出版)など著書多数。

妊娠中、食べてはいけないものって?

「これを食べてはいけない」とか「これを食べると安産になる」という食品は古今東西、実にいろいろな説があり、心配している妊婦さんも多いのではないでしょうか。でも実は根拠のないものも多いんですよ。妊婦さんが小麦粉やたまご、ピーナッツなどのアレルゲンをとらないようにしても、赤ちゃんのアレルギー予防にはならない※1ことも分かってきています。バランスよくいろんな食品をおいしく食べてくださいね。

本当に避けなければいけないのは、感染症リスクです。通常なら治療して終わりの食中毒も、妊娠中にかかると流産や早産のリスクが高まってしまうからです。生肉、生ハム、レアの肉には病原性原虫の「トキソプラズマ」に感染するリスク※2があります。トキソプラズマに感染した場合、流産や死産のほか、胎児の脳や目に障害をきたす危険性が。そもそも土の中にいる原虫なので、外と家を出入りしている猫がいるときは気を付けてくださいね。家庭菜園などもしばらくお休みしておいた方が賢明だと思います。また、加熱殺菌していないナチュラルチーズは、細菌の一種である「リステリア」が心配。リステリアに感染した場合も流産や早産になったり、胎児が髄膜炎を発症したりすることがあります。※3

そのほか、食中毒のリスクが高い生ガキなどもやめておいた方が無難でしょう。厚生労働省はマグロなどの大きな魚は水銀が蓄積しているので妊娠中はやめた方がいいと言っています。※4少しなら問題ないと思いますが、わざわざ食べるのはやめた方がいいでしょう。他にも感染症のリスクはさまざまありますが、極端に神経質になってもそれ自体がストレスになりますから、ほどほどで。普段よりも少し「清潔」に気を配れば、それで十分だと思います。

※1 国立感染症研究所「IDWR:感染症の話 サルモネラ感染症」
※2 厚生労働省「ヒジキ中のヒ素に関するQ&A」
※3 厚生労働省 妊娠3か月以内又は妊娠を希望する女性における
ビタミンA摂取の留意点等について 
※4 内閣府 食品安全委員会 ビタミンAの過剰摂取による影響」

みんなが気になる「コレってどうなの?」

生たまごは食べても大丈夫なんでしょうか?

加熱したたまごと比べると、サルモネラ菌による食中毒のリスクが高くなるので積極的に食べるのはやめた方がいいでしょう。感染すると激しい下痢を起こすなど、妊婦は重症化しやすいため注意が必要です。※5火を通したたまごであれば、妊娠中に食べても問題はないので、たまご料理を控える必要はありませんよ。

ひじきのヒ素が体に悪いと聞き、心配です。

ひじきについては、2004年にイギリスが「ヒ素が含まれているので食べないほうがいい」と勧告を出したことをきっかけに問題視されるようになりました。妊娠中にひじきを過剰摂取すると、胎児が奇形や脳障害を持って生まれてくるリスクが高まるといわれていますが、よほど食べすぎない限りは問題ありません。厚生労働省によると、体重50kgの成人が、1日に4. 7g以上の乾燥ひじきを毎日継続的に摂取した場合に健康を害するリスクが高まるといわれています。※6小鉢に入ったひじきの煮物を、週に1〜2回食べる分には問題ありません。

妊婦はレバーを食べすぎない方が
いいと聞きましたが、なぜですか?

レバーやうなぎには、ビタミンAの仲間である「レチノール」という栄養素が多く含まれているからです。妊娠中にレチノールを過剰摂取すると、胎児が奇形・先天異常などの障害を持つ可能性が高まるといわれています。※7 妊娠中の1日のビタミンAの上限量(レチノール当量)は2,700μgRE。※8うなぎのかば焼きならば約50g、レバーなら5-6gです。まったく食べてはいけないわけではありませんが、適量を心がけましょう。

※5 宇理須厚雄、近藤直実監修「食物アレルギー診断ガイドライン2012、日本小児アレルギー学会食物アレルギー委員会」2011 
※6 松尾加代子:生食ブームに潜むリスク:食肉におけるトキソプラズマの現状.第82回日本寄生虫学会大会(2013) 
※7 厚生労働省「リステリアによる食中毒」
※8 厚生労働省「妊婦への魚介類の摂食と水銀に関する注意事項の見直しについて」



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